チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)
チタン酸ストロンチウム単結晶(SrTiO3)は、Y-Ba-Cu-O系(a=3.89Å)と格子定数が近く、超電導薄膜用基板としても最も使われている素材です。応用研究ではジョセフソン素子用、SQUID(超電導量子干渉素子)用基板として重要な位置を占めています。
弊社のチタン酸ストロンチウム単結晶(SrTiO3)は、デバイス大型化の要望に伴い世界最大の2インチ径の開発に成功しました。また、ニオブをドープし導電性(n型半導体化)をもたせたタイプの供給もおこなっています。
チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)
仕様・特性
物質名 | チタン酸ストロンチウム | 格子定数 | a=3.905Å |
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化学式 | SrTiO3 | 比重 | 5.12 |
育成方法 | ベルヌーイ法 | 融点 | 2080℃ |
結晶系 | 立方晶系 | 硬度(モース) | 5.5〜6 |
結晶型 | ペロプスカイト型 | 屈折率(λ=0.6μm) | 2.409 |
ヘキカイ面 | (100) | 誘電率 | 300 |
色 | 無色 | 熱膨張係数(×10-6℃) | 9.4 |
純度 | 99.99% | 方位 | (100) (110) (111) |
<参考値>
結晶サイズ
10×10×0.5o、
20×20×0.5o
15φup×0.5mm、
20φup×0.5mm、
2"φ×0.5mm
研磨:片面研磨、両面研磨
SrTiO3-Nbドープ
濃度 | 1wt%、0.5wt%、0.2wt%、0.1wt% 0.05wt%、0.01wt% |
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方位 | (100) (110) (111) |
結晶サイズ | 通常の濃度 濃度:0.2wt% 濃度:0.1wt% 研磨:片面研磨、両面研磨 |
SrTiO3-Laドープ
濃度 | 3.73wt%、0.75wt%、0.38wt%、0.075wt% |
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方位 | (100) (110) (111) |
結晶サイズ | 10×10×0.5mm 研磨:片面研磨、両面研磨 |